◆ 単純網膜症
初期段階の網膜症で、自覚症状はほとんどありません。
網膜に小さな出血や毛細血管瘤などが出現します。
◆ 増殖前網膜症
単純網膜症が進行した状態で、目のかすみといった症状を起こすこともあります。
網膜の毛細血管が閉塞しはじめ、網膜のところどころに酸欠の部分が認め始めます。
◆ 増殖網膜症
さらに進行した状態で新生血管が出現し、硝子体出血が起こし、飛蚊症や視力低下の原因となります。
いずれの段階においても、網膜に浮腫を生じる黄斑浮腫の状態を合併することがあります。
糖尿病網膜症の進行を抑えるには、レーザー光凝固術などの治療が有効です。